色付きクリスタル

水晶に不純物が混じって色が着いたものが、色付き水晶です。
色つき水晶は、準貴石として扱われます。
内包物・有包物を含んでいたり、結晶の形が変わって見えるものを、変わり水晶と呼びます。コレクターから人気の水晶です。

水晶の発色原因は、主に不純物の混入と、放射線による結晶格子欠陥によるものです。
紫水晶、黄水晶、煙水晶、黒水晶の発色原因は、不純物欠陥に電子が捕獲され、特定のエネルギー準位をもつ事です。
紫水晶、黄水晶には「鉄イオン」、
煙水晶、黒水晶には「アルミニウムイオン」が関連しています。

【紫水晶】amethyst
ケイ素を置換した微量の鉄イオンによる色中心が原因。
アルミニウムも関係しているとの説もあります。
細長く尖っていて、装飾品に使うのは、研磨された物が多いです。
加熱すると、レモン色や黄色に変わりやすく、紫外線に当たると退色してしまいます。
酔いを防ぐ効果があると信じられていた事から、ギリシア語の”amethustos”(酔わせない)が語源です。

【黄水晶】citrine
紫水晶と同じ、鉄イオンによる色中心が原因で、発色の差は、色中心のエネルギー準位が違うからとされています。
稀少な天然石で、市場に出回るものの殆どは、紫水晶を熱処理したものです。
マディラシトリンという深いオレンジ色の物はさらに稀少です。
11月の誕生石です。

【紅水晶】rose quartz
薄いピンク色。光に敏感で退色しやすい。
不純物として混入している微量のチタン、鉄、マンガンに由来するとされています。